お手入れ用品をまとめてチェック!
軽くて丈夫、そしてどんなファッションにも合わせやすいロンシャン(LONGCHAMP)のバッグ。特に「ル・プリアージュ」は、通勤やマザーズバッグ、旅行まで、私たちの日常に欠かせない存在ですよね。
しかし、毎日使っていると、「持ち手の黒ずみが目立ってきた…」「角が擦れて白っぽくなってる…」「なんだかバッグの中が臭うかも?」なんてお悩みも出てくるのではないでしょうか。
デリケートな素材だから、どうお手入れしていいかわからない。洗濯機で丸洗いなんて、もってのほか?そんな風に諦めて、クローゼットの奥にしまい込んでいませんか?
この記事では、そんなあなたのために、ロンシャンのバッグをご自宅でできる限り新品の状態に近づけるための、正しい汚れの落とし方、気になる臭いの消し方、そして洗い方の全てを、徹底的に解説します。ロンシャンを愛する私が、実際に試した方法や、公式サイトの情報を元にした信頼できる情報だけを詰め込みました。
この記事を読めば、すべて解決!
あなたの大切なロンシャンを蘇らせる、具体的な方法がわかります。
- ✔ハンドルの黒ずみを安全に落とす方法
- ✔ナイロン部分のシミ・汚れの正しい拭き取り方
- ✔バッグに染み付いた嫌な臭いを元から断つ消臭術
- ✔(自己責任)全体をサッパリさせる手洗い手順
- ✔角スレを防ぎ、長持ちさせる保管のコツ
【最重要】ロンシャンケアの結論:公式推奨クリーナーが最強の近道
お手入れを始める前に、結論からお伝えします。ロンシャンのお手入れで最も重要なのは、「ナイロン」と「レザー」の2つの素材を正しく扱うことです。
特に「ル・プリアージュ」は、本体がナイロン、ハンドルとフラップがレザー(革)です。このレザー部分に水や洗剤がつくと、シミや硬化の原因になり、取り返しがつきません。
そこでお手入れの「核」となるのが、ロンシャン公式サイトでも名指しで推奨されている、この万能ローションです。
これ1本で「汚れ落とし」と「栄養補給」が完結する、まさに万能ローションです。ロンシャン公式サイトが推奨しているため、デリケートなレザー部分にも安心して使えるのが最大の強み。
ハンドルの頑固な黒ずみ(手垢や皮脂汚れ)を優しく溶かし出すだけでなく、同時に革に必要な油分を補給し、ひび割れや乾燥を防いでくれます。ロンシャンだけでなく、革靴や財布、ソファなど家中の本革製品に使えるため、コストパフォーマンスも抜群です。
自宅でできる!ロンシャンの汚れの落とし方【素材別・完全マニュアル】
それでは、具体的なお手入れ方法を見ていきましょう。「ル・プリアージュ」を基本に、ナイロン部分とレザー部分のお手入れ方法を詳しく解説します。
【基本】ナイロン部分の汚れの落とし方
全体の薄汚れや、軽いシミであれば、この方法でかなり綺麗になります。ポイントは「優しく叩く」ことと「レザーを濡らさない」ことです。
準備するものリスト
- おしゃれ着用の中性洗剤(エマール、アクロンなど)
- 柔らかい布 or スポンジ(メラミンスポンジは絶対NG)を2~3枚
- タオル
- 洗面器などの容器
手順1:乾いた布でホコリを払う
まず、バッグ全体のホコリや表面の乾いた汚れを、柔らかい乾いた布で優しく払い落とします。縫い目の隙間などは、柔らかいブラシを使っても良いでしょう。
手順2:中性洗剤で優しく叩き洗い
洗面器にぬるま湯(30℃以下)を入れ、中性洗剤を数滴溶かします。布やスポンジにその洗浄液を少量つけ、固く絞ります。そして、汚れの気になる部分を外側から内側に向かって、優しくトントンと叩くように汚れを布に移し取っていきます。ゴシゴシ擦ると生地を傷めたり、汚れが広がったりする原因になるので絶対にやめましょう。
手順3:固く絞った綺麗な布で拭き取る
次に、水だけで濡らして固く絞った綺麗な布で、洗剤が残らないように何度も優しく叩き拭きをします。洗剤が残っていると、乾いた後に白く輪ジミになることがあるため、この工程は丁寧に行いましょう。
手順4:風通しの良い日陰で乾かす
最後に、乾いたタオルで全体の水分を優しく押さえるように拭き取ります。その後、バッグの形を整え、直射日光の当たらない、風通しの良い場所で完全に乾かします。ハンドル部分を下にして逆さまに吊るすと、型崩れしにくく、水気が下に溜まるのを防げます。
【最重要】レザーハンドルの黒ずみケア方法
ナイロン部分が綺麗になっても、ハンドルの黒ずみが残っていると残念な印象に。ここで、先ほど紹介した「サフィール ユニバーサルレザーローション」の出番です。
- 柔らかい綺麗な布に、ローションを少量(1円玉大)取ります。
- 黒ずみが気になる部分を、力を入れずに優しく円を描くように塗り込みます。汚れが布に移っていくのが分かります。
- 汚れが落ちたら、布の綺麗な面、または別の乾いた布で乾拭きして仕上げます。
これだけで、手垢や皮脂による黒ずみが驚くほど落ち、革本来の自然な艶が戻ります。
【絶対NG】これをやると再起不能に!
- 洗濯機での丸洗い:型崩れ、色落ち、レザーの劣化など、バッグが再起不能になるリスクが非常に高いです。
- 漂白剤・シンナー・ベンジン:生地を溶かしたり、変色させたりします。
- ドライヤーでの強制乾燥:熱によって生地が縮んだり、レザーが硬くなります。
- ゴシゴシ擦る:生地表面のコーティングが剥がれたり、毛羽立ちの原因になります。
- メラミンスポンジ:強力な研磨剤です。生地の表面を削り取ってしまいます。
【お悩み別】あると便利な専門ケアアイテム
基本的なお手入れは「中性洗剤」と「ユニバーサルローション」で十分ですが、特定のお悩みや特殊な素材には、専用のアイテムがあるとさらに安心です。
お悩み①:スエード素材のバッグをお手入れしたい
限定モデルなどで使われるスエードやヌバック素材。これらは水やローション類は絶対にNGです。お手入れは「ブラッシング」が基本となります。
デリケートなスエード素材を傷めず、毛の奥に入り込んだ汚れを掻き出すことができます。
このブラシは、中央にコシのある真鍮毛を配置し、周りを柔らかいナイロン毛で囲んでいます。これにより、寝てしまった毛(スエードの繊維)を起こしつつ、ホコリや汚れを優しく除去します。スエードバッグを持つなら必須のアイテムです。
お悩み②:雨の日も安心したい!汚れを「予防」したい
お手入れの最大のコツは「汚さないこと」。特にナイロンとレザーのコンビ素材は、濡れると厄介です。使う前に「防水スプレー」で保護膜を作っておくのが賢い選択です。
ナイロンとレザーの両方に使えるため、ル・プリアージュに最適です。
安いスプレーは革に使えなかったり、シミになったりしますが、これは高級ラインのため、通気性を保ったまま強力な撥水・防汚効果を発揮します。突然の雨による水ジミを防ぐだけでなく、ホコリや汚れが付着しにくくなるため、普段のお手入れが格段に楽になります。
気になる臭いを撃退!ロンシャンのバッグの消臭方法
見た目は綺麗になっても、なんだかカビ臭い、汗臭い…ということもありますよね。バッグの嫌な臭いの主な原因は、「湿気」と「雑菌」です。雨に濡れた後や、湿ったものを入れたままにすると、一気に雑菌が繁殖してしまいます。
自宅でできる簡単消臭テクニック
① 風通しの良い場所で陰干し
最も手軽で基本的な方法です。バッグの中身を全て出し、ポケットなども裏返せるものは裏返して、風通しの良い日陰で数日間干します。これだけでも、軽い湿気や臭いはかなり改善されます。
② 重曹を使った消臭法
重曹には、湿気と臭いを吸着する効果があります。化学的な消臭スプレーは、シミやレザーを傷める可能性があるので、まずは自然素材の重曹を試すのが安全です。
食品にも使われる安全な素材で、バッグのデリケートな素材を傷めずに強力な消臭・吸湿効果を発揮します。
使い古した靴下や布袋に重曹を入れ、口をしっかり縛ったものをバッグの中に入れておきます。数日間放置するだけで、嫌な臭いを根本から吸い取ってくれます。香りでごまかすタイプではないため、臭いがぶつかることもありません。
【最終手段】ロンシャンのバッグの洗い方
「部分的な汚れ落としでは物足りない!全体をサッパリさせたい!」という方のために、自己責任で行う「手洗い」の方法をご紹介します。ただし、これはメーカーが推奨する方法ではなく、バッグを傷めるリスクも伴うことを十分に理解した上で行ってください。
結論から言うと、洗濯機で洗うのは絶対にNGです。前述の通り、型崩れやレザー部分の深刻なダメージに繋がります。
どうしても洗いたい人へ「手洗い」の方法
準備するもの
- おしゃれ着用の中性洗剤
- 大きめの洗面器やシンク
- 柔らかいスポンジやブラシ
- 乾いたタオル数枚
手洗いの手順
- シンクや洗面器に30℃以下のぬるま湯を張り、中性洗剤を溶かします。
- 【最重要】レザー部分を食品用ラップで保護します。極力濡らさないように細心の注意を払います。
- ナイロン部分だけを洗浄液に浸し、柔らかいスポンジやブラシで、ナイロン部分全体を優しく洗います。
- 洗い終わったら、洗浄液を流し、綺麗なぬるま湯で優しく振り洗いするように、しっかりとすすぎます。
脱水と乾燥のコツ
すすぎが終わったら、絶対に絞ってはいけません。乾いたタオルでバッグ全体を包み込み、優しく押して水分を吸い取ります(タオルドライ)。これを数回繰り返し、できるだけ水分を取り除きます。その後は、前述の「風通しの良い日陰で乾かす」方法で、完全に乾くまで数日間干してください。
ロンシャンを長く綺麗に使うための保管方法と普段のケア
汚れを落とすだけでなく、日頃から汚さないように、そして良い状態をキープすることも大切です。
長期保管するときのポイント
しばらく使わない時の保管方法も、バッグの寿命を左右します。
- 詰め物をする:型崩れを防ぐため、丸めたタオルや新聞紙(インク移りしないように紙で包む)を中に入れます。
- 保護袋に入れる:購入時に付いてくる不織布の袋に入れ、ホコリや光から守ります。ビニール袋は通気性が悪く、カビの原因になるのでNGです。
- 保管場所:直射日光や照明を避け、湿気の少ない風通しの良い場所で保管します。
気になる角スレや傷はどうする?
気づいたら擦れてる「四隅の角スレ」。これは汚れというよりは「傷」に近いため、完全な修復は困難です。
予防策
何よりも予防が大切です。バッグを地面に直接置かない、硬い壁などに擦らないように気をつける、そして前述の「防水スプレー」で生地をコーティングして強くしておくことが有効です。
ロンシャンの公式リペアサービス
ロンシャンは、充実したリペアサービスを提供しています。角の穴あきやハンドルの交換、スナップボタンの不具合など、様々な状態に対応してもらえる可能性があります。
修理には「購入証明書」が必要になる場合が多いため、大切に保管しておきましょう。状態によっては修理が難しい場合もありますが、諦めてしまう前に、一度最寄りのロンシャンブティックに相談してみる価値は十分にあります。
まとめ:正しいお手入れで、ロンシャンをもっと長く愛用しよう!
今回は、ロンシャンのバッグの汚れの落とし方から臭い対策、洗い方まで、網羅的に解説してきました。最後に、大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。
ロンシャンケア 3つの鉄則
- ✔レザーは「ローション」で拭く:ハンドルやフラップの黒ずみは、公式推奨の「ユニバーサルレザーローション」で安全に落とす。
- ✔ナイロンは「中性洗剤」で叩く:全体の汚れは、おしゃれ着用洗剤を薄めて、固く絞った布で「優しく叩き洗い」。ゴシゴシ厳禁。
- ✔「洗濯機」は絶対にNG:型崩れとレザー劣化の元。丸洗いは自己責任の「手洗い」のみ。
正しいお手入れで、お気に入りのロンシャンはもっと長く、美しく使い続けることができます。ぜひあなたの大切なバッグをセルフメンテナンスしてみてください。汚れや臭いが取れて綺麗になったバッグを手にすれば、また新鮮な気持ちでお出かけできるはずです!
お手入れアイテムを今すぐチェック!
あわせて読みたい関連記事




コメント