ゴヤールってどうなの？ダサい？時代遅れ？良さがわからないあなたへ贈る本当の魅力

「ゴヤールのバッグって、なんだか良さがわからない…」「もしかして時代遅れ？」そんな風に感じていませんか？街でよく見かけるけれど、なぜあんなに人気があるのか、正直ピンとこない、という声も耳にします。

こんにちは！500種類以上のバッグをレビューしてきた、バッグコンシェルジュのYUIです。10年以上この仕事に携わる中で、数多くのブランドバッグを見てきましたが、ゴヤールほど誤解されがちで、そして知るほどに奥深いブランドは他にないと断言できます。

「値段の割に安っぽく見える」「みんな持っていて個性がなさそう」…そんな表面的なイメージだけで判断してしまうのは、あまりにもったいない！この記事を最後まで読めば、あなたのゴヤールに対するイメージは180度変わるはずです。

それでは早速、ゴヤールの奥深い世界の扉を開けていきましょう。

なぜ？ゴヤールが「時代遅れ」「ダサい」と言われる3つの理由

多くのセレブやお洒落な人々に愛されている一方で、なぜ一部でネガティブな意見が出てしまうのでしょうか。その理由を、バッグコンシェルジュの視点で正直に分析してみました。

理由1：素材が「安っぽく」見えてしまうから

ゴヤールと聞いて多くの人が思い浮かべるのが、あの特徴的なYの形が連続する「ゴヤールディンキャンバス」ですよね。遠目から見ると、まるでプリントされた普通のキャンバス地や、ビニール素材のように見えてしまうことがあります。

「この見た目でこの値段は高すぎる…」と感じてしまう方がいるのも、無理はないかもしれません。ですが、実はこれこそがゴヤール最大の「誤解」なのです。

理由2：「みんな持っている」というイメージがあるから

特に人気のトートバッグ「サンルイ」は、ファッション感度の高い層が集まるエリアでは見かける機会も多く、SNSなどでも頻繁に登場します。そのため、「人と被りたくない」と考える方からすると、「今さら持つのはちょっと…」と敬遠されてしまう傾向があるようです。

確かに、アイコンバッグを持つことは、良くも悪くも「定番」のイメージを持たれがちです。しかし、これもまたゴヤールの魅力のほんの一面に過ぎません。

理由3：ブランドの歴史や背景が知られていないから

ゴヤールは、今でも大々的な広告キャンペーンを控え、ミステリアスなブランドイメージを保っています。そのため、ブランドが持つ170年以上の長い歴史や、ものづくりへのこだわりが一般的にはあまり浸透していません。

背景を知らないままロゴだけを見ると、「ロゴが主張しすぎ」「派手に見える」と感じてしまい、「良さがわからない」という結論に至ってしまうケースも少なくないのです。

【誤解です！】バッグのプロが熱弁するゴヤールの本当の魅力

さて、ここからが本題です。先ほど挙げたネガティブなイメージは、すべてゴヤールの本質を知らないことから来る「誤解」に過ぎません。500以上のバッグを見てきた私が、ゴヤールの真の価値を徹底的に解説します。

魅力1：見た目を裏切る超ハイスペック素材「ゴヤールディンキャンバス」

先ほど「安っぽく見える」という声を紹介したゴヤールディンキャンバス。実はこれ、リネンとコットンを織り交ぜた特別なキャンバス地の上に、独自のコーティング加工を施して作られた、非常に手の込んだ素材なんです。（参照：GOYARD公式サイト）

詳細なコーティングの素材や方法はブランドの秘伝とされていますが、この伝統的な製法によって、他の素材にはない素晴らしい特徴が生まれます。

• 際立つ軽さ：特に裏地のない「サンルイ」などは非常に軽く、荷物をたくさん入れても疲れにくいのが大きな魅力です。
• 優れた耐水性と耐久性：コーティングのおかげで撥水性があり、耐久性にも優れています。多少の水滴ならサッと拭くだけで対応できますが、完全な防水ではないので大雨の際などは少し注意してくださいね。
• しなやかさと風合い：使い込むほどに柔らかく体に馴染み、独特の風合いが増していきます。これは上質な素材ならではの楽しみ方ですよね。

魅力2：流行を超越した170年以上の歴史と格式

ゴヤールの創業は1853年。ルイ・ヴィトン（1854年創業）よりも早く、トランクメーカーとしてその歴史をスタートさせました。顧客リストには、ヨーロッパの王族や貴族、名だたる著名人たちが名を連ね、古くから「本物を知る人」に選ばれてきた格式高いブランドなのです。

大々的な広告を打たず、一部の店舗でしか販売しないという姿勢も、そのミステリアスな魅力と希少性を高めています。「知る人ぞ知る」という特別感こそが、ゴヤールが時代遅れにならず、長く愛され続ける理由なのです。

魅力3：職人技が光る「世界に一つ」を叶えるマーカージュ

「人と被るのが嫌」という方にこそ知ってほしいのが、ゴヤールの「マーカージュ」というパーソナライゼーションサービスです。
これは、熟練の職人が一点一点手描きで、バッグにイニシャルやライン、モチーフなどをペイントしてくれる特別なサービス。

豊富なカラーとデザインから選べるマーカージュを施せば、たとえ定番の「サンルイ」であっても、世界にたった一つの特別なバッグに生まれ変わります。これこそ、究極の個性表現ではないでしょうか。

これを選べば間違いない！ゴヤールの代表モデルと選び方

ゴヤールの魅力がわかってきたところで、具体的にどんなバッグがあるのか見ていきましょう。ここでは、代表的なモデルを3つ、それぞれの特徴とおすすめな人を解説します。

サンルイ：圧倒的な軽さと収納力を誇る永遠の定番トート

ゴヤールといえば、やはり「サンルイ」。裏地のない（unlined）モデルは特に軽く、A4ファイルやPCも余裕で入る収納力が魅力です。マザーズバッグや通勤バッグ、旅行のサブバッグなど、あらゆるシーンで活躍してくれます。
リバーシブルで使えるモデルもあり、PMサイズとGMサイズの展開があります。

• こんな人におすすめ：荷物が多い方、実用性を重視する方、初めてゴヤールを購入する方

アンジュ：サンルイの進化版！上品なレザーフェイスが魅力

見た目はサンルイにそっくりですが、「アンジュ」は片面がゴヤールディンキャンバス、もう片面が上質なレザーのリバーシブル仕様になっています。気分やファッションに合わせて表情を変えられるのが最大の魅力。レザー面を表にすれば、よりシックでフォーマルな印象になります。

• こんな人におすすめ：一つのバッグで色々な表情を楽しみたい方、サンルイより少し高級感が欲しい方

アルトワ：待望のファスナー付き！より機能的に進化したトート

「サンルイは素敵だけど、バッグの口が開いているのが心配…」という声に応えて登場したのが「アルトワ」です。サンルイのフォルムはそのままに、天ファスナーが付いたことで、防犯面でも安心。さらに、バッグの四隅がレザーで補強されており、より型崩れしにくく、耐久性がアップしています。

• こんな人におすすめ：バッグの中身を見せたくない方、セキュリティを重視する方、より長く綺麗な形を保ちたい方

ゴヤールを持つ人のイメージは？年齢層も解説

「ゴヤールを持っている人って、どんなイメージなのかな？」と気になる方も多いですよね。私の経験上、ゴヤールを愛用している方には、以下のような共通点があるように感じます。

• 本質的な価値がわかる、審美眼のある人：流行や見た目の派手さだけでなく、ブランドの歴史や素材の良さを理解して選んでいる方が多いです。
• 機能性を重視する、スマートな人：軽くて丈夫、という実用的なメリットを理解し、日常生活で賢く活用しています。
• 自立した、洗練された大人の女性：これ見よがしなブランドアピールはせず、さりげなく良いものを普段使いする、余裕のある方が多い印象です。

このように、ゴヤールは決して「時代遅れ」な人が持つバッグではなく、むしろ「自分のスタイルを確立した、賢い大人」にこそ選ばれるブランドと言えるでしょう。

また、年齢層についてもよくご質問をいただきますが、ゴヤールの魅力は特定の年代に限定されるものではありません。20代の若者から、60代以上のマダムまで、本当に幅広い世代の方が自分らしく愛用しています。

ゴヤールは何歳まで持てる？そんな疑問をお持ちではありませんか？
実はゴヤールは、年齢を問わず、長く寄り添ってくれる最高のパートナーになるんです。その理由と、年代別のおすすめモデルを以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください！
→ ゴヤールのバッグは何歳まで？年齢層を問わず愛され、丈夫で何年も使える魅力を徹底解説

よくある質問（Q&A）

ここでは、お客様からよく寄せられるゴヤールに関する質問にお答えします。

Q1. お手入れは難しいですか？

A1. いいえ、ゴヤールディンキャンバスは比較的丈夫でお手入れも簡単です。普段は柔らかい布で乾拭きするだけで十分です。汚れが付いた場合は、少し湿らせた布で優しく拭き取ってください。ただし、レザー部分は水に弱いので注意が必要です。

Q2. サンルイは型崩れしやすいと聞きましたが…

A2. サンルイはもともと、くたっとしたしなやかなフォルムを楽しむバッグです。そのため、荷物が少ないと自立しにくいのは事実です。もし型崩れが気になるようでしたら、バッグインバッグを活用したり、保管時にアンコ（詰め物）を入れたりすることをおすすめします。カッチリしたフォルムがお好みなら、アルトワを選ぶのが良いでしょう。

Q3. オンラインで購入することはできますか？

A3. 2025年現在、日本の公式サイトでは直接オンライン購入はできません。これは、顧客との対話やブランドの世界観を直接伝えることを大切にしているためです。ただし、アメリカやヨーロッパなど、国によっては公式サイトでのオンライン販売も行われています。この限定的な販売方法も、ゴヤールの希少性を高めている一因ですね。

まとめ：ゴヤールは、本当の価値を知る大人のためのバッグ

いかがでしたか？「良さがわからない」「時代遅れかも」と感じていたゴヤールのイメージが、少し変わったのではないでしょうか。

表面的なイメージだけで敬遠するには、あまりにも奥深く、魅力的なゴヤールの世界。この記事をきっかけに、ぜひ一度、実物を手に取ってその軽さや質感を確かめてみてください。きっと、写真だけでは伝わらない本物の価値に、あなたも虜になるはずです。

あなたの毎日を、より豊かで上質なものにしてくれるパートナーが、ゴヤールで見つかるかもしれませんよ。

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