ショルダーバッグが肩から滑り落ちて、何度も掛け直す…。
リュックを背負っているだけなのに、気づけばストラップが片方だけ落ちている…。
「なで肩」が理由で、バッグのおしゃれを楽しめなかったり、ストレスを感じたりしていませんか?
わかります、そのお悩み。私もバッグコンシェルジュとして、これまで多くのお客様から「なで肩に合うバッグがなくて…」という切実な声を聞いてきました。
でも、もう安心してください!選び方のコツさえ知れば、なで肩は克服できます。
この記事では、500種類以上のバッグをレビューしてきた私が、あなたの悩みを解決するために、なで肩の男性にこそ使ってほしい、本当にズリ落ちない快適なバッグだけを厳選してご紹介します。

この記事を読み終える頃には、バッグのずり落ちストレスから解放され、毎日のお出かけがもっと楽しくなりますよ!
この記事でわかるポイント
- ✔ なぜ、なで肩だとバッグがずり落ちるのか?その根本原因
- ✔ プロが教える!なで肩さんが絶対に後悔しないバッグ選びの鉄則4つ
- ✔ タイプ別!もう迷わない、なで肩メンズにおすすめの神バッグ5選
- ✔ 購入前にチェック!なで肩さんが避けるべきNGバッグの特徴
さあ、あなたにぴったりの”相棒”を見つけにいきましょう!
そもそも、なぜ?なで肩だとバッグがずり落ちるのか

そもそも、なぜ?なで肩だとバッグがずり落ちるのか
「どうして自分だけこんなにバッグが落ちるんだろう…」と不思議に思ったことはありませんか?
なで肩の方がバッグのストラップがずり落ちやすいのには、主に2つの明確な理由があるんです。
理由1:肩の傾斜が急だから

そもそも、なぜ?なで肩だとバッグがずり落ちるのか
まず、最も大きな理由が肩の傾斜角度です。
なで肩の方は、鎖骨が水平に近い、いわゆる「いかり肩」の方に比べて、肩先にかけての傾斜が急になっています。
当然ですが、急な坂道の方が物は転がり落ちやすいですよね。
それと同じで、肩の傾斜が急だと、ストラップが重力に負けて肩の外側へと滑り落ちやすくなってしまうのです。

特にツルツルした素材のストラップだと、摩擦が少ないので余計に滑りやすくなってしまうんです。
理由2:ストラップを支える筋肉が少ないから
もう一つの理由は、僧帽筋(そうぼうきん)という首から肩にかけての筋肉の付き方です。
この筋肉が発達していると、肩の上に天然の“滑り止め”があるような状態になり、ストラップが引っかかりやすくなります。
しかし、なで肩の方はこの部分の筋肉量が比較的少ない傾向にあるため、ストラップをしっかりとホールドできず、ずり落ちやすくなるのです。
つまり、あなたのせいではなく、体の構造上、仕方のないことだったんですね。
でも、ご安心ください。この構造を理解すれば、どんなバッグを選べば良いのかが自ずと見えてきます。
なで肩メンズが後悔しないバッグの選び方4つの鉄則
では、具体的にどんな点に気をつけてバッグを選べばいいのでしょうか?
私がこれまで500以上のバッグを見てきた経験から導き出した、なで肩さんのためのバッグ選びの鉄則を4つ、伝授します!
鉄則1:ストラップの「素材」と「形状」に注目!
まず最も重要なのが、ショルダーストラップです。ここを制する者が、なで肩を制すると言っても過言ではありません。
滑りにくい素材を選ぶ
先ほどもお話しした通り、ツルツルした素材は天敵です。
選ぶべきは、摩擦力が高い素材。
- メッシュ素材:通気性も良く、衣類との摩擦も大きいので滑りにくいです。
- スエード調の素材:起毛しているので、グリップ力が高いです。
- ラバー(ゴム)コーティング:裏側に滑り止め加工がされているものは効果絶大です。
お店で試着する際は、ぜひストラップの裏側までチェックしてみてくださいね。
体にフィットする「S字カーブ」形状
特にリュックサックの場合ですが、ストラップが直線的なものよりも、緩やかにS字にカーブしているものを選びましょう。
このカーブが体に沿ってフィットし、肩全体でバッグを支えることができるため、荷重が分散されてずり落ちにくくなります。
鉄則2:体に「密着」するバッグを選ぶ
バッグが体から離れてブラブラしている状態は、遠心力も加わって非常にずり落ちやすくなります。
そこでおすすめなのが、体にピタッと密着させられるタイプのバッグです。
- ボディバッグ(スリングバッグ)
- メッセンジャーバッグ
これらのバッグは、ストラップを短くして体に密着させることで、バッグが安定し、肩への負担も軽減されます。重心が体に近づくので、実際の重さよりも軽く感じるというメリットもあるんですよ。

最近はコンパクトでおしゃれなボディバッグが多いので、手ぶらに近い感覚で出かけたい方にもぴったりですね!
▼荷物を最小限にしたい方はこちらの記事もおすすめ!
究極の「手ぶら」を実現するためのアイテムやテクニックを詳しく解説しています。なで肩さんにも嬉しい、体にフィットするコンパクトなバッグのヒントが見つかるかもしれません。
鉄則3:「チェストストラップ付き」のリュックは最強の味方
通勤や通学、アウトドアなどで荷物が多くなりがちな方には、リュックが欠かせませんよね。
なで肩の男性がリュックを選ぶなら、チェストストラップ(胸の前で留めるベルト)付きは必須と考えましょう。
チェストストラップをカチッと留めるだけで、左右のショルダーストラップが外側に広がるのを物理的に防いでくれます。これにより、驚くほどずり落ちなくなります。
「登山用みたいで街使いにはちょっと…」と思う方もいるかもしれませんが、最近はデザイン性の高いビジネスリュックにも標準装備されているモデルが多いので、ぜひ探してみてください。
鉄則4:意外な盲点?「軽量」であることも重要
最後に、見落としがちですが非常に重要なのがバッグ自体の重さです。
当然ですが、バッグが重ければ重いほど、ストラップにかかる下向きの力は強くなります。つまり、それだけ滑り落ちやすくなるということ。
レザーバッグは高級感があって素敵ですが、素材自体が重いという側面もあります。なで肩で悩んでいる方は、まずはコーデュラナイロンやポリエステルといった、軽くて丈夫な化学繊維のバッグから試してみるのがおすすめです。
【タイプ別】なで肩メンズにおすすめのバッグ厳選5選
お待たせしました!
これまでの選び方の鉄則を踏まえて、バッグコンシェルジュの私が「これなら間違いない!」と太鼓判を押す、なで肩メンズにおすすめのバッグを5つ、厳選してご紹介します。
【リュック部門】ずり落ち防止の機能が満載!
Manhattan Portage – Washington SQ Backpack
言わずと知れた人気ブランド、マンハッタンポーテージのバックパックです。このモデルの素晴らしい点は、標準でチェストストラップが付属していること。デザインもシンプルで、カジュアルからきれいめな服装まで幅広く合わせやすいのが魅力です。素材は耐久性に優れたコーデュラナイロンで、軽量なのも嬉しいポイントですね。A4サイズも余裕で収納できるので、通勤・通学にも最適です。
価格帯: 18,000円前後
ご紹介した「Manhattan Portage – Washington SQ Backpack」はこちら
【ボディバッグ部門】驚異のフィット感でアクティブに動ける!
PORTER – LIFT SLING SHOULDER BAG
日本の老舗バッグメーカー、吉田カバンの「PORTER」。その中でも「LIFT」シリーズのボディバッグは、なで肩さんの救世主です。体に吸い付くような計算された設計で、走ってもズレにくいのが特徴。ストラップの付け根がDカンで繋がれており、体の動きに合わせて柔軟に可動するため、常に最適なフィット感を保ってくれます。光沢のあるオリジナルナイロン生地も上品で、大人の男性にぴったりです。
価格帯: 25,000円前後
ご紹介した「PORTER – LIFT SLING SHOULDER BAG」はこちら

このフィット感は一度体験するとやみつきになりますよ!デートなど、アクティブに動きたい日にもおすすめです。
▼デートで好印象なバッグを探している方はこちらもチェック!
30代男性がデートで持つべきバッグの選び方や、女性から見て「これはないな…」と思われるNG例を詳しく解説しています。なで肩対策と合わせて読めば、鬼に金棒です!
【メッセンジャー部門】太めストラップでがっちりホールド!
CHROME – MINI METRO MESSENGER BAG
自転車乗り(メッセンジャー)のために作られたブランド「CHROME」のバッグは、なで肩さんの強い味方。太くて頑丈なショルダーストラップが肩に食い込むようにフィットし、安定感は抜群です。さらに、車のシートベルトにも使われるバックルが象徴的で、着脱が非常にスムーズ。体に固定するためのサブストラップも付いているので、前かがみになってもバッグが前にずれてくる心配がありません。
価格帯: 15,000円前後
ご紹介した「CHROME – MINI METRO MESSENGER BAG」はこちら
(参照:CHROME INDUSTRIES JAPAN公式サイト)
【ショルダーバッグ部門】ストラップの工夫が光る逸品!
BRIEFING – DAY TRIPPER/S
ミリタリースペックの本格的な作りで人気の「BRIEFING」。このショルダーバッグは、なで肩さんに嬉しい工夫が満載です。まず、ショルダーストラップのパッドが大きく、肩に当たる部分に滑り止め加工が施されています。これにより、驚くほど滑りにくくなっています。また、コンパクトながら収納力も高く、普段使いに最適なサイズ感。ミルスペック準拠の「バリスティックナイロン」は、非常にタフで長く愛用できます。
価格帯: 24,000円前後
ご紹介した「BRIEFING – DAY TRIPPER/S」はこちら
【トートバッグ部門】持ち方を変えれば快適に!
L.L.Bean – ボート・アンド・トート・バッグ
「なで肩だとトートバッグは無理…」と諦めていませんか?確かに肩掛けは難しいですが、ハンドルが短めのトートを手持ちするスタイルなら、ずり落ちを気にする必要がありません。そこでおすすめなのが、L.L.Beanの定番トート。丈夫なキャンバス地で自立するので、地面に置いてもへたりません。あえて短いハンドルを選び、腕に通したり手で持ったりすることで、こなれ感のあるおしゃれなスタイルが完成します。
価格帯: 7,000円前後〜
ご紹介した「L.L.Bean – ボート・アンド・トート・バッグ」はこちら
▼おしゃれなミニトートを探しているなら、こちらも必見!
デキる男のミニトートバッグをハイブランドから厳選して紹介しています。手持ちスタイルなら、なで肩を気にせずおしゃれを楽しめますよ。後悔しない選び方も徹底解説!
ちょっと待って!なで肩さんが避けるべきNGバッグの特徴
おすすめのバッグがある一方で、なで肩さんが「これだけは避けた方がいい」というバッグも存在します。デザインが気に入っても、後で後悔しないように、以下の特徴を覚えておいてください。
- ストラップが細くて硬いバッグ
肩への食い込みが悪く、接地面積が少ないため、つるっと滑り落ちやすいです。特にレザー製の細いストラップは要注意。 - ストラップの素材がツルツルしているバッグ
ナイロンやエナメルなど、光沢のある素材は見た目はおしゃれですが、摩擦が少なく滑りの原因になります。 - ハンドルの長いトートバッグ
肩掛けするには中途半端な長さのハンドルは、歩いているうちにすぐに落ちてきてしまい、ストレスの原因になります。肩掛けしたいなら、しっかり長さ調節できるものがベターです。

うっかりこういうバッグを選びがちだったかも…。これからは気をつけよう!
まとめ:正しいバッグ選びで「ずり落ちストレス」から解放されよう!
いかがでしたか?
今回は、なで肩で悩むメンズのために、バッグの選び方から具体的なおすすめ商品まで、徹底的に解説しました。
最後にもう一度、なで肩さんが後悔しないためのバッグ選びの鉄則をおさらいしましょう。
おさらい:なで肩さんのためのバッグ選び4つの鉄則
- 1 ストラップの「素材」と「形状」を最優先でチェック!
- 2 ボディバッグなど、体に「密着」するタイプを選ぶ!
- 3 リュックなら「チェストストラップ付き」が絶対条件!
- 4 バッグ自体の「軽さ」も忘れずに意識する!
なで肩は、あなたの個性です。それを嘆くのではなく、自分の体型に合った最高のパートナー(バッグ)を見つけることで、これからの毎日はもっと快適で、もっとおしゃれになるはずです。
もう、「どうせ自分はなで肩だから…」なんて諦める必要はありません。
今回ご紹介したバッグは、どれもあなたの強い味方になってくれるはずです。
ぜひ、気になるバッグをチェックして、ずり落ちるストレスのない快適な毎日を手に入れてくださいね!

あなたのバッグ選びを心から応援しています!何かあればいつでも相談してくださいね。
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