結婚式に持っていくバッグは、意外と悩むポイントです。
実は、結婚式のバッグには基本的なマナーがあり、なんでも良いというわけではありません。しかし、厳しすぎるルールがあるわけでもなく、選び方のポイントさえ押さえれば安心して準備できます。
この記事では、結婚式のバッグ選びに関する基本ルールや、避けたほうがいいアイテム、そして「黒のバッグはOK?」「ブランドバッグはどう?」といった具体的な疑問にもお答えします。
「このバッグで大丈夫かな?」と迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 結婚式のバッグ選びにおける基本マナーを理解できる
- 使ってもよいバッグと避けるべきバッグの違いがわかる
- 「黒のバッグ」や「ブランドバッグ」の許容範囲を知れる
- バッグをクロークに預ける際のポイントがわかる
結婚式のバッグはなんでもいい?マナーを解説

結婚式のバッグのマナーとは?
結婚式に参列する際、バッグ選びには一定のマナーがあります。単に荷物を入れるためのものではなく、結婚式というフォーマルな場にふさわしいデザインや素材を選ぶことが大切です。具体的にどのようなマナーがあるのか、以下で詳しく解説します。
結婚式のバッグ選びで押さえるべき3つのポイント
| ポイント | 詳細 |
|---|---|
| ① フォーマルなデザイン | カジュアルすぎるものは避け、クラシカルで上品なデザインを選ぶ |
| ② 適度なサイズ | 必要最低限の荷物が入るコンパクトなものが理想 |
| ③ 派手すぎない装飾 | きらびやかすぎる装飾や大きなロゴは控える |
NGなバッグの特徴
- 大きすぎるバッグ(トートバッグやリュックは不向き)
- カジュアル素材(キャンバス地、ナイロンなどは避ける)
- ブランドの大きなロゴ入り(派手すぎるブランドアピールは場にそぐわない)
- 極端に派手なデザイン(蛍光色、アニマル柄など)
結婚式は新郎新婦が主役の場です。そのため、ゲストは華やかさを意識しつつも、控えめで上品な装いを心がけるのがマナーとなります。バッグ選びもその一環と考え、フォーマルなスタイルを意識しましょう。
フォーマルバッグのマナーを押さえよう

フォーマルバッグとは、格式のある場にふさわしいデザイン・素材・サイズを備えたバッグのことです。結婚式に適したフォーマルバッグの条件を押さえ、失礼のない装いを心がけましょう。
フォーマルバッグの基本ルール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | ご祝儀袋やスマートフォンなど必要最低限の荷物が入る小ぶりなサイズが理想 |
| デザイン | シンプルかつ上品なもの(過度な装飾は避ける) |
| 素材 | サテン、シルク、レース、エナメル、合皮などの高級感のあるもの |
| カラー | ベージュ、シルバー、ゴールド、黒、ネイビーなど落ち着いた色 |
フォーマルバッグは、当日の服装とバランスを取ることが大切です。適切なデザインを選んで、結婚式のマナーを守りましょう。
結婚式のカバンの色でNGなのは?

結婚式のバッグ選びでは「色」も重要なポイントです。新郎新婦を引き立てるためにも、マナーに沿った適切なカラーを選びましょう。
NGカラー一覧
| 色 | 理由 |
|---|---|
| 白 | 花嫁の色であるウェディングドレスと重複するため |
| 真っ黒 | 光沢や装飾がないものは、喪服を連想させるため |
| 派手な原色 | 主役より目立つ可能性があるため(赤など) |
| 蛍光色 | カジュアルな印象が強く、フォーマル感がないため |
OKなカラーの例
| 色 | 理由 |
|---|---|
| ベージュ | 上品でフォーマル感があり、どんなドレスにも合わせやすい |
| シルバー・ゴールド | 華やかさがあり、お祝いの場にふさわしい |
| パステルカラー | 淡い色合いが柔らかく、優しい印象を与える |
| 黒(光沢や装飾があるもの) | エナメルやサテン、レース素材など華やかさがあれば問題ない |
特に「白」は花嫁の特権カラーなので、ゲストは選ばないよう注意が必要です。もし黒を選ぶなら、レースやラメが入ったものなど、華やかさをプラスするとお祝いの席にふさわしくなります。色選びもマナーの一つとして意識しておきましょう。
ご祝儀袋を汚さず、スマートに渡すための必需品が袱紗(ふくさ)です。バッグからそのままご祝儀袋を出すのはマナー違反とされています。
特に、慶弔どちらの場面でも使える上品な紫色は、一つ持っておくと大変重宝します。こちらはご祝儀袋をサッと挟むだけで使える「ポケット式」なので、扱いやすく初心者の方にもおすすめです。
結婚式のバッグは黒でもいいですか?

結婚式のバッグとして黒は基本的にOKですが、選び方に注意が必要です。黒はフォーマルな色ですが、デザインによっては喪服を連想させることがあるため、結婚式の華やかさを考慮し、素材や装飾に工夫を凝らすことが大切です。
黒のバッグを選ぶ際のポイント
| ポイント | 詳細 |
|---|---|
| 光沢のある素材を選ぶ | マットな黒ではなく、エナメルやサテンなどツヤのある素材が望ましい |
| 装飾があると華やかになる | パールやビジュー、レースなどが施されたものがベター |
| シンプルすぎるデザインは避ける | お悔やみの場を連想させないよう、お祝いの場にふさわしい華やかさをプラスする |
結婚式で禁止されているバッグは?
結婚式では、フォーマルな場にそぐわないバッグは避けるべきです。バッグのデザインや素材によっては、カジュアルすぎたり、結婚式のマナーに反したりすることがあるため注意しましょう。
結婚式でNGなバッグの種類
| バッグの種類 | 理由 |
|---|---|
| 大きすぎるバッグ | 会場に持ち込むのは小ぶりのバッグが基本。荷物が多い場合はサブバッグを活用する |
| リュックやトートバッグ | カジュアルな印象が強く、フォーマルな場には不向き |
| ブランドロゴが目立つもの | 結婚式は新郎新婦が主役なので、ブランドの過度な主張は控えるのがマナー |
| 動物柄やファー素材 | 「殺生」を連想させるため、お祝いの場では縁起が悪いとされる |
結婚式のバッグ選び方と注意点
結婚式にかばんは持っていかない方がいいですか?

結婚式にかばんを持っていくべきか迷う人もいますが、基本的には持っていく方がよいでしょう。かばんがあると、スマートフォンやハンカチ、メイク直し用のアイテムなどをスマートに持ち歩けて便利です。
バッグを持っていくメリット
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| 必要なアイテムを手元に置ける | スマートフォンやハンカチ、リップなどを携帯できる |
| フォーマルな装いが完成する | バッグを持つことでコーディネート全体が引き締まる |
| ドレスにポケットがない場合に便利 | 小物を収納できるので手ぶらにならずに済む |
ただし、極端に大きなバッグを会場に持ち込むのはNGです。移動時の荷物や上着などがある場合は、クロークに預けられるサブバッグを用意するのがおすすめです。
クロークに預けるバッグはなんでもいい?

結婚式では、会場に持ち込む小さなパーティーバッグとは別に、移動用の靴や防寒着などを入れるためのバッグをクロークに預けることができます。しかし、どんなバッグでもOKというわけではありません。紙袋や派手なビニールバッグは避け、上品なサブバッグを用意するのが大人のマナーです。
サブバッグ選びのポイント
- 色は黒・ベージュ・ネイビーなど控えめなものが望ましい
- 素材は布製でもサテンなど光沢のあるものや、上品な合皮を選ぶ
- A4サイズが入る大きさだと、資料や引き出物を入れるのに便利
- ブランドロゴが大きすぎるデザインは避ける
サブバッグを選ぶ際は、「上品さとシンプルさを意識する」ことが大切です。大きな荷物が必要な場合でも、適切なバッグを選んで預けるようにしましょう。
A4ファイルや資料、引き出物もすっきり収まる、一つは持っておきたいフォーマルサブバッグです。上品なサテン生地でできており、メインのパーティーバッグと合わせても悪目立ちしません。
結婚式だけでなく、入学式や卒業式、お受験など、様々なフォーマルシーンで活躍します。使わないときは小さく折りたためるのも嬉しいポイントです。
革製品や合皮のバッグはOK?

結婚式に革製品や合皮のバッグを持っていくことは、一般的には問題ありません。ただし、本革のバッグについては、古くからのマナーで「殺生を連想させる」として避けられる傾向がありました。現代では気にしない方も増えていますが、格式の高い結婚式や年配の方が多く出席する場では、避けた方が無難かもしれません。迷った場合は、光沢のあるエナメル加工のものや、本革よりもマナー的に安心な合皮を選ぶと良いでしょう。
メンズ向けの結婚式バッグの選び方

男性は結婚式でバッグを持たなくても問題ないことが多いですが、必要な持ち物を考えると、小ぶりなバッグを用意するとスマートです。特に、スマートフォンや財布、ご祝儀袋などを持ち歩く際、スーツのポケットだけでは不格好に膨らんでしまうこともあります。
メンズ向け結婚式バッグの選び方
| バッグの種類 | OK or NG | 理由 |
|---|---|---|
| クラッチバッグ | ◎ | 小ぶりでフォーマル感があり、スーツに馴染みやすい |
| シンプルなセカンドバッグ | ◯ | 革製や合皮で、派手な装飾がないものならOK |
| 小さめのブリーフケース | △ | ビジネス感が強く出やすいため、デザインを選ぶ必要がある |
| リュックやウエストポーチ | ✖ | カジュアルすぎて結婚式には不向き |
男性はバッグを持たないことも多いですが、スマートに荷物を持ち運びたい場合はクラッチバッグが最適です。会場での立ち居振る舞いも考慮し、シンプルで品のあるデザインを選びましょう。
ショルダーバッグは結婚式でNG?

ショルダーバッグは肩にかけるスタイルがカジュアルな印象を与えやすいため、基本的にはNGとされています。特に、太いストラップのバッグや大きなサイズのものは避けましょう。ただし、チェーンストラップなど細く華奢なデザインで、小ぶりなパーティーバッグであれば許容されることもあります。その場合でも、披露宴の歓談中や写真撮影の際は、ストラップを外してクラッチバッグとして手に持つか、膝の上に置くのがスマートな振る舞いです。
結婚式のバッグ選び まとめ
最後に、結婚式バッグを選ぶ際のポイントをまとめます。
- 結婚式のバッグは自由度が高いが、最低限のマナーは守るべき
- フォーマル感のある上品なデザインが無難
- 派手すぎず、品のある華やかさを意識する
- 小さめのクラッチバッグやハンドバッグが一般的
- 大きすぎるバッグ、カジュアルな素材のバッグは避ける
- 動物の革やファー素材は避けた方が無難
- ビジューやレースの装飾は華やかさを演出できる
- 白は避け、ベージュやシルバー、または装飾のある黒などが人気
- ブランドロゴが大きく入ったものは避ける
- 荷物が多い場合は、上品なサブバッグを用意してクロークを活用する
- ご祝儀袋をそのまま入れず、袱紗(ふくさ)に包むのが正式なマナー
- ドレスや靴とのバランスを考えて選ぶと統一感が出る
これらのポイントを参考に、ぜひ素敵なパーティーバッグを見つけてください。








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