いつものバッグ、なんだか見慣れてきていませんか?「少し雰囲気を変えたいな」と思ったとき、大活躍するのがスカーフです。
でも、持ち手全体にぐるぐる巻くのは少し手間がかかるし、なんだかやりすぎ感が出てしまうかも…。そんな風に感じているおしゃれ感度の高いあなたにこそ、ぜひ試してほしいのが「持ち手に片方だけスカーフを結ぶ」アレンジなんです。
「え、片方だけってバランスが悪くない?」「なんだかダサいって思われないかな?」そんな不安、ありますよね。実はその「アンバランスさ」こそが、計算された”こなれ感”を演出する秘訣。あっという間に、いつものバッグがワンランク上のおしゃれアイテムに生まれ変わります。
この記事では、そんなバッグの持ち手にスカーフを片方だけ結ぶアレンジの魅力を徹底解説!
この記事を読めば、こんなことが分かります!
- なぜ「片方だけ」が逆におしゃれに見えるのか、その理由
- 不器用さんでも安心!初心者向けの簡単な基本の結び方
- 周りと差がつく!ワンランク上のおしゃれ応用アレンジ術
- あなたのバッグがもっと素敵になる!バッグとスカーフのベストな組み合わせ
さあ、あなたもスカーフ一枚で、日常のコーディネートに新しい彩りを加えてみませんか?
そもそも、バッグの持ち手にスカーフを「片方だけ」ってアリ?

そもそも、バッグの持ち手にスカーフを「片方だけ」ってアリ?
結論から言うと、「片方だけ」は断然アリです!むしろ、今っぽさや”こなれ感”を出すなら、ぜひ挑戦してほしいテクニック。なぜ「片方だけ」がおしゃれに見えるのか、その理由とメリットを解説します。

私も最初は「片方だけ…?」と半信半疑でしたが、試してみたら一瞬で垢抜けた印象になって驚きました!
理由①:計算されたアシンメトリー(左右非対称)がおしゃれ
ファッションの世界では、完璧なシンメトリー(左右対称)よりも、あえてバランスを崩したアシンメトリーなデザインがおしゃれとされることがよくあります。片方だけにスカーフを結ぶことで、視線が自然とスカーフに集まり、バッグ全体に動きとリズムが生まれるのです。
両方の持ち手にきっちり巻かれたスタイルが「上品・コンサバティブ」な印象なら、片方だけのスタイルは「抜け感・こなれ感」といった、よりリラックスした大人の余裕を感じさせます。
理由②:誰でも簡単にできて、失敗が少ない
持ち手全体にスカーフを巻き付けるのは、意外と技術が必要ですよね。均等な幅で、たるみなく、最後まで綺麗に巻き上げるのは至難の業。途中でゆるんできてしまったり、見た目が悪くなったり…なんて経験はありませんか?
その点、片方だけに結ぶ方法はとっても簡単!基本的には「結ぶだけ」なので、時間もかからず、不器用さんでも気軽にチャレンジできます。忙しい朝でも、サッと結ぶだけで印象を変えられるのは嬉しいポイントです。
理由③:スカーフの柄や素材感を最大限に活かせる
持ち手に巻き付けてしまうと、せっかくの美しいスカーフの柄がほとんど見えなくなってしまいます。でも、片方だけに結ぶ方法なら、スカーフのドレープ(布のたるみ)や柄を美しく見せることができます。
風になびくスカーフの裾が、コーディネートに軽やかさと華やかさをプラス。まるでアクセサリーのように、スカーフそのものを主役にして楽しむことができるのです。
【初心者でも簡単】基本の巻き方3選!まずはここからマスター

【初心者でも簡単】基本の巻き方3選!まずはここからマスター
「理屈はわかったけど、具体的にどうやって結ぶの?」という方のために、まずは基本となる簡単な結び方を3つご紹介します。動画も参考にしながら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
基本の「一重結び(ひとえむすび)」でシンプルに
最もベーシックで、どんなバッグやスカーフにも合わせやすいのが「一重結び」。シンプルながらも、スカーフの揺れ感が楽しめて、上品な印象に仕上がります。
用意するもの
- お気に入りのバッグ
- 長方形のスカーフまたはツイリー(細長いタイプのスカーフ)
結び方の手順
- スカーフを縦に半分、さらに半分に折り、細長い状態にします。(ツイリーの場合はそのままでOK)
- バッグの持ち手の根元に、スカーフをくるっと一回りさせます。このとき、左右の垂れる長さが同じくらいになるように調整するのがポイント。
- 中央で「きゅっ」と一度だけ固く結びます(固結びの一回目)。
- 結び目の形を整え、スカーフの裾を自然に垂らしたら完成です!

裾の長さをあえて左右非対称にすると、より”こなれ感”が出ておしゃれですよ!ぜひ試してみてください。
動画で見る「一重結び」
上品に見える「リボン結び」
フェミニンで可愛らしい印象にしたいなら、「リボン結び」が断然おすすめ。特に小さめのハンドバッグや、デート用のバッグとの相性は抜群です。
用意するもの
- ハンドバッグなど、少し甘さを加えたいバッグ
- ハリのある素材のスカーフ(リボンの形が綺麗に作れます)
結び方の手順
- 一重結びと同様に、スカーフを持ち手の根元に回します。
- 一度きゅっと結んだ後、蝶々結びをします。
- リボンの輪の大きさや、垂れる裾の長さを調整します。リボンを少し斜めに傾けると、動きが出て可愛く見えます。
- 輪っかの部分をふんわりと広げ、形を整えたら完成!
動画で見る「リボン結び」
かわいいリボンアレンジの動画です
こなれ感が出る「固結び(かたむすび)」
一重結びよりも少しボリュームが出て、結び目がアクセントになるのが「固結び」。カジュアルなトートバッグから、きれいめのレザーバッグまで、幅広くマッチします。
用意するもの
- トートバッグやショルダーバッグなど
- 少し長めのスカーフ
結び方の手順
- 一重結びと同様に、スカーフを持ち手の根元に回します。
- 一度結んだ後、もう一度同じように結びます(普通の固結び)。
- 結び目をきつく締めすぎず、少しふんわりとさせるのがポイント。結び目自体に立体感を出すイメージです。
- 裾の長さを整えたら完成。あえて長さを変えて、アシンメトリーを楽しむのがおすすめです。

この結び方は、不器用な私でも5分でできました!時間がない朝の救世主です(笑)
動画で見る「固結び」
【周りと差がつく】応用アレンジ巻き方2選
基本の結び方をマスターしたら、次はもう少し凝ったアレンジに挑戦してみましょう。周りと差がつく、ワンランク上のおしゃれな結び方を2つご紹介します。
華やかさアップ!「編み込み風」アレンジ
持ち手の一部にスカーフを編み込むように巻き付けるアレンジ。まるで元からそういうデザインだったかのような、凝った見た目が魅力です。
手順
- スカーフの端を持ち手の根元で一度固結びして固定します。片方の裾は短く、もう片方は長く残しておきます。
- 長く残した方の裾を持ち手にくるくると巻きつけていきます。
- 5〜10cmほど巻きつけたら、一度スカーフの端を巻きつけた部分の下から通し、軽く結び目を作ります。
- そのままスカーフを垂らして完成。持ち手の一部だけがスカーフで彩られ、ユニークなアクセントになります。
チャームみたいに可愛い「フラワー結び」
その名の通り、お花のように見える結び方。パーティバッグなど、特別な日のバッグをさらに華やかに演出してくれます。
手順
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- スカーフの中心あたりで、ゆるく一つ結び目を作ります。
- その結び目を中心に、スカーフをくしゅくしゅとまとめてお花のような形を作ります。
- 形が崩れないように注意しながら、スカーフの両端を使って持ち手の根元に結びつけます。
- 最後に花びらの部分をきれいに広げて形を整えたら完成です。
【重要】片方巻きをおしゃれに見せる3つのコツ
同じ結び方でも、ちょっとしたコツを意識するだけで、仕上がりの印象は大きく変わります。ここでは、片方巻きをぐっとおしゃれに見せるための3つの重要なポイントを解説します。
コツ①:スカーフの「素材感」と「サイズ」を意識する
スカーフ選びは、アレンジの成功を左右する最も重要な要素です。
シルク、コットン、ツイリーなど素材別の印象の違い
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- シルク:上品な光沢があり、高級感を演出します。レザーバッグなど、きれいめなバッグとの相性が抜群。ドレープが美しく出るので、垂らすアレンジにおすすめです。
- コットン:ナチュラルで優しい風合い。かごバッグやキャンバストートなど、カジュアルなバッグによく合います。ハリがあるので、リボン結びなども形が作りやすいです。
- ポリエステル:シワになりにくく、扱いやすいのが特徴。発色の良いものが多いので、コーディネートの差し色として取り入れやすいです。
- ツイリー:エルメスが生んだ細長い形状のスカーフ。細いので結びやすく、初心者の方に特におすすめ。持ち手に巻き付けるアレンジにも、片方だけ結ぶアレンジにも使いやすい万能選手です。
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バッグの大きさに合わせたスカーフのサイズ選び
基本的には、大きなバッグには大判のスカーフ、小さなバッグには小さめ・細めのスカーフを合わせるとバランスが取りやすいです。大判スカーフを小さなバッグに合わせると、スカーフが歩くたびに邪魔になったり、バッグ本体が見えなくなってしまったりすることも。逆に、大きなバッグに細すぎるスカーフだと、少し寂しい印象になってしまうかもしれません。全体のバランスを見て選びましょう。
コツ②:バッグとスカーフの「色合わせ」で統一感を出す
色の組み合わせは、全体の印象を決める重要なポイント。難しく考えず、以下の2つのパターンを意識するだけで、ぐっと洗練された印象になります。
同系色でまとめる上品スタイル
バッグの色とスカーフの色を同系色(例:ベージュのバッグにブラウンのスカーフ、ネイビーのバッグにブルー系のスカーフ)でまとめると、統一感が出て非常に上品な印象になります。失敗が少なく、オフィススタイルなどにも取り入れやすい組み合わせです。
差し色で遊ぶこなれスタイル
黒や白、ベージュといったベーシックカラーのバッグには、あえてビビッドなカラーのスカーフを「差し色」として投入するのも上級者テクニック。シンプルなコーディネートが一気に華やぎ、こなれた雰囲気を演出できます。スカーフの柄の中から一色を、その日の洋服の色とリンクさせると、さらにまとまりが出ますよ。
コツ③:「結び目の位置」で印象をコントロール
意外と見落としがちなのが、スカーフを結ぶ「位置」。どこに結ぶかで、見え方が変わってきます。
持ち手の根元に結ぶ
最もオーソドックスで、バランスが取りやすい位置です。バッグ本体と一体感が生まれ、すっきりとした印象になります。初心者の方はまずここから試してみましょう。
金具部分に結ぶ
持ち手とバッグ本体をつなぐDカンなどの金具部分に結ぶのもおすすめです。まるでバッグチャームのように見え、さりげないアクセントになります。スカーフが揺れやすいので、動きが出て軽やかな印象に。
【タイプ別】片方巻きが映えるバッグとスカーフの組み合わせ
ここでは、具体的なバッグのタイプ別に、おすすめのスカーフや結び方の組み合わせをご紹介します。ぜひ、お手持ちのバッグで試してみてくださいね。
通勤にも使える!A4トートバッグの場合
書類やPCが入り、お仕事にも活躍するA4トートバッグ。かっちりした印象になりがちですが、スカーフを片方だけ加えることで、ぐっと柔らかな雰囲気に。
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- おすすめの組み合わせ:レザートートバッグ × シルク素材の幾何学柄スカーフ
- おすすめの結び方:固結び、一重結び
- ポイント:柄物のスカーフを選ぶと、無地のトートバッグの良いアクセントになります。お仕事中は少し控えめに、アフター5は結び目を華やかに変える、なんて楽しみ方も素敵です。
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休日のお出かけに!小さめハンドバッグの場合
ころんとしたフォルムが可愛い小さめのハンドバッグには、フェミニンなアレンジがぴったり。
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- おすすめの組み合わせ:ミニボストンバッグ × 明るい色のツイリー
- おすすめの結び方:リボン結び
- ポイント:リボン結びでとことん可愛く仕上げるのがおすすめ。バッグの色と補色(反対色)のスカーフを選ぶと、お互いを引き立て合っておしゃれです。
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育児、仕事、妻、自分…たくさんの役割をこなす現代女性の日常のためのバッグセレクトショップ「HAYNI(ヘイニ)」
かごバッグで季節感をプラス
春夏シーズンに大活躍するかごバッグとスカーフの相性は言わずもがな抜群!
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- おすすめの組み合わせ:ラフィア素材のかごバッグ × コットンプリントスカーフ
- おすすめの結び方:一重結び
- ポイント:コットンのナチュラルな風合いが、かごバッグの素材感とベストマッチ。少し長めに垂らして、風になびかせるのがリゾートっぽくて素敵です。
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ハイブランドバッグを自分らしくアレンジ
憧れのハイブランドのバッグ。そのままでももちろん素敵ですが、スカーフで少しだけ自分らしさを加えるのもおしゃれ上級者の楽しみ方です。

特にエルメスの「ツイリー」は、同ブランドのバッグに合わせるために作られただけあって、相性抜群です!
例えば、HERMÈS(エルメス)の「ピコタン」や「バーキン」に、同ブランドの「ツイリー」を片方だけ結ぶスタイルは定番のアレンジ。バッグを傷や汚れから守る実用的な意味合いもありますが、何より自分だけの特別なバッグになるのが魅力です。
さまざまな色や柄が発表されるツイリーの中から、お気に入りを見つけて組み合わせを考える時間もまた、楽しいひとときですよね。
(参照:HERMÈS公式サイト)
もっと知りたい!バッグとスカーフのおしゃれ術
この記事では「片方だけ」結ぶアレンジにフォーカスしてきましたが、いかがでしたか?
「片方巻きも素敵だけど、やっぱり両方の持ち手に巻く方法も知りたいな」「そもそも、バッグにスカーフって本当にダサくないの?NG例も見ておきたい…」
そんな風に、さらに深くバッグとスカーフの世界を探求したくなったあなたには、こちらの記事がおすすめです!
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この記事では、持ち手全体に巻く方法や、スカーフ選びのNG例など、さらに幅広い情報を網羅的に解説しています。両方の記事を読めば、あなたも今日からバッグとスカーフのアレンジマスターになれること間違いなしです!
まとめ
今回は、バッグの持ち手にスカーフを「片方だけ」結ぶ、簡単でおしゃれなアレンジ術をご紹介しました。
この記事のポイントまとめ
- 「片方だけ」はダサいどころか、計算されたアシンメトリーで“こなれ感”が出るおしゃれテクニック。
- 基本の結び方は「一重結び」「リボン結び」「固結び」の3つ。まずはここからマスターしよう。
- おしゃれに見せるコツは「スカーフの素材とサイズ」「バッグとの色合わせ」「結び目の位置」の3点を意識すること。
- 通勤トートには固結び、休日ハンドバッグにはリボン結びなど、バッグのタイプに合わせてアレンジを変えると、より魅力的に。
たった一枚のスカーフと、ほんの少しの手間だけで、いつものバッグの印象は劇的に変わります。クローゼットに眠っているスカーフはありませんか?ぜひ、この記事を参考に、明日のコーディネートから「片方だけ」アレンジを取り入れてみてください。
鏡の前で新しい自分のスタイルを発見したとき、きっと心が弾むはずです。さあ、あなただけの素敵な組み合わせを見つけて、毎日のおしゃれをもっと楽しみましょう!
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