50代を迎え、仕事一辺倒だった日々から少し解放され、自分の時間を楽しむ余裕が生まれた方も多いのではないでしょうか。
趣味のゴルフや、夫婦での小旅行、気ままな街歩き。そんな充実した休日に、ふさわしい相棒が『バッグ』です。
とはいえ、「どんなバッグを選べばいいのか分からない」「若者向けのブランドは気恥ずかしい」「チープに見えるのは絶対に避けたい」と感じていませんか?
ご安心ください。バッグ一つで、休日のコーディネートは格段に洗練され、気分も上がるものです。
この記事では、数々のブランドバッグを見てきた知見を活かし、50代の男性が持つべき休日のバッグ選びの完全ガイドをお届けします。
この記事を読めば、以下のポイントがわかります。
- 50代男性がバッグ選びで押さえるべき3つの鉄則
- TPOに合わせた最適なバッグの種類とサイズ感
- 自信を持って選べる、人気の鉄板ブランド15選
- 購入後に後悔しないための、素材の知識と手入れ方法
あなたにぴったりの、休日を最高に楽しむための「相棒」を見つけるお手伝いができれば幸いです。ぜひ、最後までお付き合いください。
50代男性が休日のバッグ選びで失敗しないための3つのポイント
若い頃とは違い、50代のバッグ選びには「品格」と「質」が求められます。ただ荷物を運ぶための道具ではなく、自分自身のスタイルを表現するアイテムとして捉えることが重要です。ここでは、後悔しないための3つのポイントを解説します。

50代の男性が素敵なバッグを持っていると、大人の余裕が感じられてとても魅力的ですよね!
TPOに合わせた「種類・サイズ」の選び方
休日の過ごし方は人それぞれ。まずは、どんなシーンでバッグを使いたいかを具体的にイメージしてみましょう。
ちょっとした外出や街歩きなら
財布、スマートフォン、鍵、文庫本など、必要最低限の荷物で出かけるなら、コンパクトなボディバッグや小さめのショルダーバッグが最適です。両手が自由になるので、アクティブに動きたい日にもぴったり。大きすぎると野暮ったく見えるので、体にフィットするサイズ感を選びましょう。
買い物や小旅行なら
荷物が増える可能性がある日や、日帰りの小旅行には、トートバッグや小ぶりなボストンバッグが活躍します。肩にかけられる長めのハンドルや、取り外し可能なショルダーストラップが付いていると、荷物が重くなっても安心です。A4ファイルが入るサイズが一つの目安になります。
年齢にふさわしい「上質な素材」の見極め方
バッグの印象を大きく左右するのが「素材」です。50代の男性には、経年変化を楽しめる天然皮革や、機能性に優れた上質な化学繊維がおすすめです。
本革(レザー)
大人の品格を最も表現できるのが本革です。使い込むほどに色艶が増し、自分だけの風合いに育っていく楽しみがあります。シボ感のあるシュリンクレザーは傷が目立ちにくく、上品な印象を与えます。一方で、水濡れや傷に弱い側面もあるため、定期的な手入れが長く使う秘訣です。
高機能ナイロン・キャンバス
アクティブな休日には、軽くて丈夫なナイロンやキャンバス素材も人気です。特に、「バリスティックナイロン」のような軍事用に開発された高強度の素材や、上品な光沢感のあるリモンタナイロンなどは、カジュアルな中にも高級感を演出できます。革とのコンビネーションデザインも、お洒落で人気が高いです。

レザーとナイロンのコンビバッグは、それぞれの良いとこ取りで、どんな服装にも合わせやすいですよ!
派手すぎず地味すぎない「色とデザイン」の黄金律
デザインはシンプルで普遍的なものが一番です。ブランドロゴが大きく主張するようなデザインは避け、さりげなく品質の良さが伝わるものを選びましょう。
色は、ブラック、ネイビー、ダークブラウン、グレーといったベーシックカラーが基本。どんな服装にも合わせやすく、失敗がありません。少し個性を出したいなら、カーキやボルドー、トープといった落ち着いたトーンのアースカラーもおすすめです。
【2025年最新】50代男性の休日を格上げする人気バッグブランド15選
ここからは、いよいよ具体的なブランドをご紹介します。王道のハイブランドから、質実剛健な日本のブランド、コストパフォーマンスに優れた実力派まで、50代の男性に自信を持っておすすめできるブランドを厳選しました。
【王道の品格】長く愛せる鉄板ハイブランド
一つは持っておきたい、ステータスと品質を兼ね備えたブランド。大切な人との時間や、少し特別なお出かけに最適です。
COACH(コーチ)
モダンで洗練されたデザインが魅力。上質なグラブタン・レザーを使用したバッグは、耐久性が高く、使い込むほどに美しい艶が生まれます。クラシックなデザインからモダンなものまで幅広く、オンオフ問わず使える汎用性の高さが50代の男性に支持されています。
ヒッチ バックパック ¥132,000(コーチ)(参照:コーチ 公式オンラインストア)
Daniel & Bob(ダニエル&ボブ)
イタリア・フェラーラ発祥のレザーバッグブランド。独自のシワ加工が施された「ローディー」レザーは、唯一無二の存在感を放ちます。職人の手仕事による高い品質と、時が経っても色褪せないデザインは、まさに大人のための逸品です。
チェルカティーノ ローディー ¥129,000(ダニエル&ボブ)(参照:Daniel & Bob OFFICIAL ONLINE STORE)
Felisi(フェリージ)
こちらもイタリア発のブランドで、ナイロンとレザーのコンビネーションバッグが特に有名です。シルクのような光沢を持つナイロンは非常に軽量で、レザーのパイピングが上品さをプラス。機能性とデザイン性を見事に両立させています。
トートバッグ 15/20/LD+DS ¥132,000(フェリージ)(参照:Felisi 日本公式サイト)
TUMI(トゥミ)
ビジネスバッグのイメージが強いですが、実は休日に最適なカジュアルラインも豊富。圧倒的な耐久性を誇る「FXTバリスティックナイロン」を使用したバッグは、タフな環境でも安心して使えます。機能的なポケットも多く、ガジェット類をスマートに持ち運びたい方におすすめです。
ジャスト・イン・ケース・トート ¥27,500(トゥミ)(参照:TUMI 日本公式サイト)
【こだわり派へ】知る人ぞ知る日本の実力派ブランド
世界に誇る日本の職人技。派手さはありませんが、質実剛健で誠実なモノづくりが魅力のブランドです。物を大切に長く使いたい、という方にぜひ選んでほしいブランドです。

日本のブランドは、日本人の体型やライフスタイルを考えて作られているので、使い勝手が抜群なんです!
土屋鞄製造所
ランドセル作りから始まった、日本の老舗鞄メーカー。シンプルで飽きのこないデザインと、上質な革を贅沢に使った製品が人気です。使い込むほどに味わいが増す「エイジング」を存分に楽しめる「トーンオイルヌメ」シリーズは、まさに一生モノの相棒となるでしょう。
トーンオイルヌメ ショルダー ¥79,200(土屋鞄製造所)(参照:土屋鞄製造所 公式サイト)
GANZO(ガンゾ)
「本物」を求める男性から絶大な支持を得る、日本の高級革製品ブランド。世界最高峰のレザーを使用し、熟練の職人が一切の妥協なく作り上げます。特に、堅牢なブライドルレザーや、透明感のあるコードバンを使った製品は圧巻のクオリティです。
SACCHETTO4 サコッシュ ¥41,800(ガンゾ)(参照:GANZO(ガンゾ)公式サイト)
HERGOPOCH(エルゴポック)
上質でオリジナリティの高いレザーを使い、日本の職人が丁寧に作り上げるブランド。「ワキシングレザー」など、独自開発した素材は美しく、しなやか。洗練されたモダンなデザインは、休日のジャケパンスタイルにも見事にマッチします。
06 Series 06-OS ワンショルダー ¥38,500(エルゴポック)(参照:HERGOPOCH オフィシャルオンラインストア)
CYPRIS(キプリス)
「用の美」と「職人魂」を追求する日本のブランド。特に革小物の評価が高いですが、バッグも非常に高品質です。菊の花のような模様をネン引きで入れる「菊寄せ」など、細部にまで日本の伝統技術が光ります。見えない部分にまでこだわる姿勢が、本物志向の大人に響きます。
ショルダーバッグ ¥42,900(キプリス)(参照:【CYPRIS】キプリス公式オンラインショップ)
【コスパ重視】アンダー5万円で狙える高見えブランド
「あまり高価なものは…」という方でも大丈夫。手頃な価格帯でありながら、デザイン性・機能性に優れたブランドもたくさんあります。
PORTER(ポーター)
吉田カバンの自社ブランドとして、あまりにも有名な存在。MA-1をモチーフにした「TANKER」シリーズは永遠の定番です。デザインの豊富さ、丈夫さ、機能性、どれをとっても一級品。カジュアルスタイルの強い味方であり、一つ持っていると間違いなく重宝します。
TANKER SHOULDER BAG ¥27,500(ポーター)(参照:吉田カバンホームページ)
master-piece(マスターピース)
機能性とデザイン性を高いレベルで融合させた日本のブランド。異素材の組み合わせや、特徴的なカラーリングなど、ファッション性の高さが魅力です。アウトドアの要素を取り入れつつも、都会的に洗練されたデザインは、大人の休日カジュアルを格上げしてくれます。
potential 01762-v3 スリングバッグ ¥38,500(マスターピース)(参照:master-piece | マスターピース公式サイト)
BEAMS(ビームス)
日本を代表するセレクトショップのオリジナルブランド。トレンドを巧みに取り入れつつも、大人でも使えるベーシックで質の良いアイテムが揃います。特に、レザー調の素材を使ったトートバッグなどは、価格以上の高級感があり、コストパフォーマンスに優れています。
BEAMS / フェイクレザー トートバッグ ¥16,500(ビームス)(参照:BEAMS(ビームス)公式サイト)
【シーン別】50代男性におすすめの休日バッグの種類とコーディネート例
ここでは、具体的なバッグの種類ごとに、おすすめのシーンやコーディネートをご紹介します。ご自身の休日スタイルを想像しながらご覧ください。
ちょっとした外出に最適「ボディバッグ・スリングバッグ」
両手が空く快適さと、ファッションのアクセントになるデザイン性が魅力。上質なレザー製を選べば、Tシャツやポロシャツといったラフな服装も、ぐっと大人っぽく引き締まります。斜めがけにする際は、体の前面に持ってくるのが今の主流です。
汎用性の高さが魅力「トートバッグ」
休日の万能選手といえばトートバッグ。買い物で荷物が増えても安心ですし、雑誌やタブレットも楽々収納できます。キャンバス地はカジュアルな印象ですが、レザーハンドルや底鋲が付いているものを選ぶと、上品さが加わります。ジャケットスタイルに合わせるなら、断然レザートートがおすすめです。

ミニトートは最近のトレンドですね!大きすぎず小さすぎず、絶妙なサイズ感が支持されています。
さらにコンパクトなサイズ感がお好みの方には、こちらの記事も参考になりますよ。
関連記事: デキるメンズのミニトートバッグ!人気ハイブランド20選と後悔しない選び方
アクティブな日に活躍「ショルダーバッグ・サコッシュ」
自転車に乗るときや、旅行先での散策など、アクティブに動きたい日に最適です。元々は自転車レースで使われていたサコッシュも、今ではすっかり市民権を得ました。50代が選ぶなら、ペラペラなナイロンではなく、レザーや厚手のキャンバス地など、しっかりとした素材感のものを選びましょう。
バッグを長く愛用するためのお手入れ方法
お気に入りのバッグを見つけたら、ぜひ長く使いたいですよね。少しの手間で、バッグの寿命は大きく変わります。ここでは基本的なお手入れ方法をご紹介します。
本革バッグの基本的なケア
- ブラッシング:馬毛などの柔らかいブラシで、全体のホコリや汚れを優しく払い落とします。
- 保湿:革用のデリケートクリームを少量布に取り、薄く均一に塗り広げます。油分を補給し、乾燥やひび割れを防ぎます。
- 防水:仕上げに防水スプレーをかけておくと、急な雨でも安心です。シミを防ぐ効果もあります。
ナイロンバッグの汚れの落とし方
軽い汚れは、水で濡らして固く絞った布で拭き取ります。落ちにくい汚れは、薄めた中性洗剤を布に含ませて、たたくようにして汚れを浮かせましょう。その後、洗剤が残らないように水拭きし、風通しの良い日陰で乾かします。
【豆知識】パートナーと共有できる?女性目線で選ぶユニセックスバッグ
最近では、性別を問わず使えるシンプルで洗練されたデザインのバッグが増えています。ご夫婦やパートナーとバッグをシェアする、というのも新しい楽しみ方かもしれません。
実は、これは女性向けのプレゼント選びにも応用できる考え方です。「ハイブランドは少し気恥ずかしいけど、質の良いお洒落なバッグを贈りたい…」そんな時に、上質なユニセックスブランドは非常に重宝します。

私も夫とバッグをシェアすることがあります!シンプルで上質なものなら、男女どちらが持っても素敵ですよ。
例えば、30代~40代の女性を中心に人気を集めている大人女性の心をくすぐるバッグをお届け「HAYNI(ヘイニ)」というブランドがあります。
「HAYNI」は、ドラマの衣装協力なども行っており、トレンド感がありながらも、シンプルでベーシックに使えるアイテムが豊富です。上質な本革や高密度ナイロンを使用したバッグは、手に取りやすい価格でありながら、チープに見えないのが大きな魅力。
「安っぽいバッグは持ちたくない。でも、自分にばかり贅沢はできない…」そんな大人の女性の悩みに寄り添うブランドです。奥様へのプレゼントとして贈れば、そのセンスの良さに喜ばれること間違いなし。そして、シンプルなデザインのものを選べば、ご自身が休日に借りる、なんて使い方もできて一石二鳥ではないでしょうか。
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バッグ選びの参考に、世代の近いこちらの記事もぜひご覧ください。新たな発見があるかもしれません。
関連記事: 40代男性に持ってほしい!ワンランク上の品格を醸し出す厳選バッグ20選
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関連記事: 【ディケイド】バッグの評判を徹底解剖!後悔しない選び方と人気モデルを紹介
まとめ:50代男性の休日バッグ|失敗しないブランド選びと鉄板15選
今回は、50代男性の休日を彩るバッグの選び方と、おすすめのブランドをご紹介しました。最後に、この記事の重要なポイントを振り返ってみましょう。
- 50代のバッグ選びは「TPO」「素材」「デザイン」の3つが鍵。
- レザーは「品格」、高機能ナイロンは「軽快さ」を演出。シーンによって使い分けるのが上級者。
- ブランドは「王道」「日本の実力派」「高コスパ」の3つの軸で探すと、自分に合ったものが見つかりやすい。
- 定期的なお手入れが、お気に入りのバッグを長く使う秘訣。
- パートナーとシェアできるユニセックスなバッグを選ぶのも、新しい楽しみ方。
自分にぴったりのバッグは、休日の外出をより一層楽しく、豊かなものにしてくれるはずです。
この記事が、あなたの素晴らしい「相棒」を見つけるきっかけとなれたなら、これほど嬉しいことはありません。ぜひ、お気に入りのバッグを手に入れて、充実した大人の休日をお過ごしください。
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